「これはちょっくらからかいに行かないと。おし。昼飯は4人で食おうか」
「「へ?!」」
私と杏の声が重なった。
「別にいいだろ?
俺も久々にあいつと喋りたかったし。」
「まぁ…私はいいけど?」
と私がにたっと笑いながら杏に話しかけると
「え。」
と杏が思わず言葉を漏らした。
「杏は嫌か?」
真顔で杏に問いかける赤坂君。
「別にいいわよっ!」
やけくそになったようで、こうして今日のお昼は4人で食べることになった。
「じゃ、俺陸上のとこ乗り込んで話してくるわ!」
もんのすごいスピードで走って行った赤坂君…
何をそんなに急がなくても。

