そこからは見事に赤坂君のリーダーっぷりが発揮され瞬く間に決まっていった。 そして、授業時間が50分だったに関わらず30分もの自由時間を確保してしまったのだ。 「さすが赤坂君。こういう行事は燃えてるね。」 ニタっと笑いながらわたしは杏やそう告げた。 「運動ばかだからね。 早く自由時間になりたかったんじゃないの?」 さらっと告げる杏