「私に拒否権はないのかーーー!」
杏がそう赤坂くんに叫ぶと
「ない。
その代わり特訓してやっし、今週の日曜日どっか連れてってやるよ。ほれ。やれ杏」
赤坂君は少し頬を赤くし、杏の顔はさらに赤くなっていく。
そんな姿をみて笑わないではいられない。
「香奈!何を笑ってんのよ!あんたもバスケだからね!」
そう杏に告げられた
「待って。それは私とばっちり…」
「連夜ー?笑ってた香奈に拒否権はありますかー?」
「残念ながらありませーん。
しゃーなしお前も特訓してやっから。」
いや。そんな2人の時間に私がお邪魔する訳にはいかない。
というか、私が笑すぎて腹筋崩壊する!

