私がぎゃぁぎゃぁ言って、杏を抱きしめてる時。 背後から声が聞こえた。 それと同時に力ずくで杏から引き剥がされた。 「はーい。何があったのか分からないけど、杏そろそろ部活行かないと。」 ちょーっとむすっとした顔で出てきた赤坂君。 「えっ。もうそんな時間?? やば。早く行かないと。」 「えぇー。赤坂君に杏がとられるーーー」 とニヤつきながら言うと 「今からは俺の杏だから。 ほれっ。杏行くよ。」 「え?うん。 じゃ…じゃね。香奈。 あの話はまた今度ね!」