「ありがとうございました。
またのご来店をお待ちしております。
お気をつけてお帰り下さいませ。」
そういうと丁寧に頭を下げた私。
それと同時に店長が閉店の看板を取り付けた。
ぱっと時計をみると時計はPM10:00をさしていた。
今日は最後までいちゃったなぁー。
いつもは早めで上がらせてもらってたけれど今日はいつもに増して忙しかったらそのことをいうタイミングを逃してしまってたのだ。
「ごめんね香奈ちゃん。
最後まで働かせて。」
「いえいえ。
私が好きでやってるんですから!
でももう上がらせてもらいますね!
おつかれさまでした。」
そう丁寧に頭を下げると
「気をつけて帰ってね」
そう言って店長は笑いかけてくれた

