「俺はバスケ部でお前は陸上部。 たとえ経験者でも負けるわけにはいかねーよ。」 「じゃぁ、秋のマラソン大会当たりで勝負だな。俺、ぜっえー負けねーから。」 ニヤッと笑ってそういう尾崎君。 「おぃ。それはずりーよ。」 そんなたわいもない会話を聞いている間に閉会式の時間になった。