「私ちょっと水買ってくるー」
そう杏たちに告げて私は自動販売機があるところまで向かった。
いつも家で買ってる水のボタンを押してお釣りを拾い、立ち上がる。
「安積!」
その声が聞こえてすぐに振り向いた。
尾崎君だ。
すぐにわかった。
「安積らのクラス決勝まで行けたんだってな。
特訓の成果出てるんじゃね?」
笑顔で私にそう告げた。
「うん。もーめちゃめちゃ楽しい。
5組は?」
「俺らも次決勝。
安積らのクラス。連夜と当たるよ。」
わぁ。
決勝戦でここのクラス…
尾崎君らのクラスと当たるのか。
メニュー