ざーーーっとドライヤーをかけ、まぁまだ完璧に乾いてないけど長いし仕方ないか。 そう思ってドライヤーを終え尾崎君のところへ向かう。 「ごめん。お待たせ。」 私がそういうと彼は言葉を発するよりも先に私の髪に触れてきた。 優しく撫でるように触る彼の手のせいで私は何故か鼓動がはやくなる。 何これ… 耐えられずぎゅっと目をつむったところで彼の声が聞こえた