「よし。これでまぁ連夜がなんとかすっだろ。」
そう言ってニコッとこっちを向いた尾崎君。
「そーだね!
明日報告聞くのが楽しみだっ」
親友の恋がうまく行きそうで嬉しくないはずなんてない。
はしゃいで飛んで行ってしまいそうなはずだ。
「まだ2時か…これからどうする?
安積さえ良かったらこのままどっか行く?」
予想外だった。
「え?あ。何も用ないしどっか行く?」
何気ない気持ちでわたしは言った。
「おし!
さすがにジャージじゃまずいから着替えて3:00にお前ん家迎えにいくよ。」
「え。私そんなに時間かからない…」
そういい終わる前に彼は家に帰っていってしまった。
てか、男なのになんで1時間もかかるんだ。

