『だーかーらー。
俺は杏が好きだから、好きすぎるから困ってんだよ!
幼なじみの関係が壊れたらもう喋ってくれねーかもしれねーだろ?』
確かにそう書かれていた。
「何これ惚気?
これ赤坂君脅す材料になるよ。」
笑いながら私はそういった。
「俺さー。あいつらそろそろくっつくべきだと思うんだよ。
だからこのままばっくれてあいつらの時間作ってやろーぜ?」
そう満面の笑みで私に告げた尾崎君。
こんないい話にのらないわけがない。
「もちろん。
もー告っちゃえばいいのにね。」
そう私が言うと
「大丈夫。俺がそうなるように仕向ける。」
ニヤニヤしながら誰かに電話をかけ始める尾崎君。

