そこから私たちは各自の家で着替えシャワーなどを済ませ、約束してたストリートバスケのできる場所に集まった。
「よし。全員集まったな。」
といっても私と杏、尾崎君に赤坂君の4人。
「じゃ、ちょっくらバスケしますか。」
そういって、パスの出し方から教えてくれた赤坂君。
少しづつ、少しづつ上達していくバスケが楽しかった。
尾崎君も小学生の時にバスケを習ってた以来らしく、久々だーといってたわりにフォームも綺麗でさすがだなと思った。
そうして時間は流れて行き、気がつけば13:00を過ぎていた。
そういえば昨日天気予報では雨って言ってたのに…
空を見ると快晴だ
「ふぁー!あっつ。
そろそろお昼ご飯食べるか?」
「そうだな。じゃぁ、俺と安積で買ってくるわ。
いこ。安積」
そう言われて手招きをされ、私は彼について行く。
その時の尾崎君の顔が明らかにおかしかった。
ひたすら笑っている。

