光が収まったので、目を開けると 大樹の近くに倒れこんでいた。 内心良く状況を理解出来ていない。 しようとする方が難しいのかもしれない。 「っあ、猫ちゃんは…?」 もぞもぞと私の服の中から出てきた。 「にゃんっ」 「良かった…」 ふと辺りを見回すと大きな男性が6人。 刀を持っていた。 「貴様、何者だ」 「急に現れたぞ!妖怪か!?」 え…急にって… 「妖怪にしては別嬪(べっぴん)だな」 「一発ぶっこむのもありだな」