時を越え、君を知る。




――霧島さん、本当に、ありがとう。


意識が飲み込まれるとき、そんな声が聞こえた。


(うん。俺も、ありがとう。)






きらり、視界の端で何かが光る。
手を伸ばすと、簡単に掴むことができた。


(ははっ、馬鹿じゃないの、…。)



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