――霧島さん、本当に、ありがとう。 意識が飲み込まれるとき、そんな声が聞こえた。 (うん。俺も、ありがとう。) きらり、視界の端で何かが光る。 手を伸ばすと、簡単に掴むことができた。 (ははっ、馬鹿じゃないの、…。) * * * * *