――…

天気は快晴。
雲一つない空からは太陽が燦々と降り注いでいる。

戦艦長門の乗組員さんは、暑さに負けることなく艦隊勤務に励んでいた。

わたしは長門さんに連れられ、甲板に来た。
どうやら、わたしを乗組員さん達に紹介してくれるらしい。


「皆、訊いてくれ。紹介したい奴がいる。」


その言葉に、視線が一気に集まる。
乗組員さんは千人を超えると、さっき教えられた。
恐らく、ここにいるのが全員ではない。
そう思うと、このフネは本当に大きいのだと実感する。


「女の子だ! 長門さんのコレっすか?!」


乗組員さんの一人が、びしっと小指を立てた。


「…寝言は寝て云え。」
「違うんすか。」
「違う。…おい、自己紹介しろ。」
「えっ、は、はい! えと、須藤陽菜です。訳あって、しばらくお世話になります。よろしくお願いします!」