1つの恋のドラマ




そこにはさっき体育館でボールを飛ばした人たちがいた。


「麻美ちゃんだ〜」


ま、麻美ちゃん…?


私は少し嫌悪な顔をした。


「これから俺らカラオケ行くんだけど麻美ちゃんもどう?」


「おいおい、優等生はカラオケなんて行かねーよ」


周りにいたバスケ部の男子たちもそうだそうだ、と言っていた。



「……行きたい」


私がそう言った瞬間一瞬ときが止まった。



「えええええええ!!!」



「本当に行く?」



「うん。私カラオケ行ったことなくって一回行ってみたいなって思ってたの。」


みんなはなるほどと言いながら頷いていた。


「そうと決まればレッツゴー!!」


と言われ、腕を引かれて連れて行かれた。