「明日香は文化祭当日は生徒会?」
「仕事はないけど見回りはする」
「ふーん」
一緒に回る人がいて私はほっとした。
「なになにー?文化祭の話ー?」
急に話に割り込んできた。
その正体はクラスメートの女の子…ゆり。
特に接点がないので用がない意外は話したりしない。
「そうだけど」
明日香は相変わらず教科書を読みながら彼女の質問に答える。
「じゃあさ、夏井さん買い出しに行かない?
今ちょうど人手が足りなくてさー」
「あー…まあいいけど」
「良かった!じゃあ麻美ちゃんは駅の近くの雑貨屋さん見てきてー!」
部活もないしまあいっか。
「分かった…1人で?!」
「そうだよ!後で買うものリスト作って渡すね!」
と言って彼女は私たちのところから離れて行った。
「明日香ー!一緒にい…」
「生徒会あるから。」
言い終わる前に先に言われてしまった。
私はむすっとして自分の席に戻った。
