「もう風間くん、春子っちと付き合っちゃいなよ!」
「………」
「え、シカトなの…?うー!龍ちゃーん!」
「よしよし、桃ちゃん可哀想に。チューしてあげる!」
風間くんは桃ちゃんの言葉をガン無視してスポーツバッグから雑誌を取り出した。
いいのいいの素敵。
我が道を行く感じがとっても素敵。
「あー、月バスじゃん!見せてー」
「なになに?月バスってなに?」
「桃ちゃん?月バスはね?月刊バスケのことだよ?」
「んー、よくわかんないや」
「説明がザックリなんだよお前は!」
「痛い痛い!風間痛い!」
風間くん、かっこいいなぁ。
バスケしてる姿とか見てみたい。
「好き」
あたしは面白いやりとりをしてる風間くんをみつめてつぶやいた。
多分、聞こえなかったと思う。
そんぐらいの声でつぶやいた。
だってさ、なんか風間くんってキラッキラしてるんだよね。
あたしたちと面倒くさそうに接しながらも楽しそうにしている風間くん。
うん、大好き!
