恋、全速力。




そんなとき、桃ちゃんから彼氏である龍くんと友達の風間くんを紹介された。



そして、風間くんと初めて会ったときあたしはハートを打ち抜かれた。



風間くんの黒髪、整った顔立ち、熱血で真面目な性格。




初めて逢ったのこんな人…。



はーぁ、ずっと眺めていられる。




「くっそ、バカ同士がくっつくと大変だな、バカップルが!」

「風間くんも、怒りすぎだよー!龍ちゃんはあたしが怒っておくからー!」

「黙れ小学生」

「高校生だもん!童顔なだけだもん!うー!龍ちゃーーん!風間くんがあああ!」

「よしよし、桃ちゃんは俺が守るからねー」




ただ、ひとつちょっと問題があって…。



女の子に興味がないらしいのだ。



なんてことおおお!



「つーかお前はさっきから何見てんだ?」

「か、風間くん…。やっとこっち見てくれたぁ!」

「キモい」




だって!風間くんさっきから龍くんと桃ちゃんしか見てなかったから!




風間くんに意識してもらいたいし!



「風間くん、もっとあたしを見て!」

「何で俺の周りって変なやつらばっかなんだ?あ、おい、俺のジュースとんな!」




無視されても平気。


あー、素敵。


風間くんの腕が特にあたしのツボなんだけど、筋肉がほどよくついてて黒い腕時計がきらめくの!



あたしは思わず風間くんの手を握った。




「風間くん!あたしと付き合って!」

「お、おい、手放しやがれー!」




風間くんはあたしが握った手をブンブンと振り回した。