「風間くん誘ってみたらあ？？」
「うん！」
バリバリそのつもりです。
ということで誘ってみました♪
「無理」
ん？ん？
え？
まさかとは思うけど聞き間違いかもしれないからもう一回聞くけどね？
「あのね、風間くん？今度文化祭あるんだけど来て？」
「お前、聞いてたか？無理だっつっただろ！」
「えええええ？！何で？何で何で何で何で？」
「うるっせえ！！」
あたしは家に帰って風間くんの部活が終わる時間を見計らって電話をかけた。
電話に出るなり溜め息つかれたけどね。
「だってダルいもん、お前の学校まで行くの」
え、ちょ！風間くん今、“ダルいもん”って！“もん”って！
やばい！激カワ！！
「そっ、そんなの風間くんの住所教えていただければ迎えにあがります！」
「いや、教えねぇ！つか、来んな！」
「うー！風間くんのバーカ！」
「バカで結構。じゃ、切るなー」
「え？あ、ちょ…！」
電話はぶちっと切れてしまった。
相変わらずゴーマイウェイな風間くん、うん素敵…。
あたしはハートのクッションを抱いてベッドに倒れこんだ。
「風間くんがいなきゃ、文化祭やる意味ないよぉ」
