恋、全速力。




「テッメェ!ばかやろおお!部活サボってんじゃねえええ!」

「うっさいなあ。今日は補習だったのー!」

「だったら補習終わってからすぐ来いや?女とのんきに遊んでんじゃねええよ!」

「んもー、風間はいっつもガミガミガミガミ。もうちょっと高校生活エンジョイしよーぜー?」

「くっつくなクズ」

「ひでーよー」




はーあ。

風間くん、今日もかっこいいねぇ。



あたしは隣で怒鳴っている風間くんを頬杖をつきながら見つめた。




「もう龍ちゃん嘘ついたのー?部活は今日ないって言ってたじゃーん !」

「あぁ?!龍テメェ殺すぞ?」

「もう風間怖いからー」

「龍ちゃん?部活はちゃんと出なきゃダメだよ?」

「うん、ごめんな桃ちゃん…」

「次から頑張ろうね?龍ちゃん?」

「うんっ!頑張るよ俺!」





放課後、今は19時くらいかな?


あたしはファーストフード店の一番端っこに座っていた。




目の前には2人のイケメン、隣には可愛らしい美少女。




あたしは春子(はるこ)。


今はクラスメートの桃(もも)ちゃんと 桃ちゃんの彼氏である龍(りゅう)くん、龍くんの親友、風間(かざま)くんとハンバーガーを食べている。



龍くんと風間くんは他校のバスケ部。


高校に入学して1ヶ月、同じクラスの桃ちゃんと仲良くなった。