そんなわけで
忙しい3ヶ月を乗り越えたあたしたち
で、
今あたしは急いで身支度中!!
もう、あたしったらほんとバカ!!!
昨日は壱成がやけに甘えてきて
あたしを抱き枕にして寝てくるんだから
ドキドキがとまらず
全く寝れませんでした
当の本人は爆睡してましたけど…
案の定、あたしは寝坊です
いつもは朝ごはんをあたしが作るんだけど
今日は壱成に任せっきり
「壱成ー!まだ行かないでね?」
「あと10分」
「もう行くから!待ってて!」
「雅、遅すぎ」
「頑張って急いでるんだからー」
やっとのおもいで
身支度完了したあたし
いつも壱成に大学まで送ってもらってるから
遅れたら電車でいくはめになっちゃう…
「おまたせ!」
「やっと来たな
でも、一分遅刻」
「一分くらい許してよ
昨日は寝れなかったんだから
誰のせいだと思ってんのよ」
最後の一言は壱成に聞こえないように
ボソッとつぶやいた
つもりだった
「俺に抱きつかれて寝れなかったのか?
なんだそれ
かわいいやつ」
「ちょっ、聞こえてたの!?
もうそんなことより
早く行くよ!」
「顔真っ赤だぞ?」
「もういいから!はい、出発ー!」
あたしは壱成の背中を押して
家を出た
壱成が運転する中でも
あたしはうとうと…
「雅、着いたぞ」
「…あっ!あたし寝てた」
「実験中も寝るんじゃないぞ」
「はーい
壱成、ありがとね
いってきます!」
「いってらっしゃい
俺もいってきます」
「いってらっしゃい」
そう言って車を出ようとしたとき
腕をぐいっと引っ張られた
「いきなり何すんのよ?」
「いってきますのちゅうは?」
「な、なにそれ
そんなの恥ずか……」
あたしの唇は一瞬にして
壱成に奪われた
いつもよりも短くて
そっと柔らかいキス
「いってらっしゃい」
そう言った壱成の顔は
とても優しくてきれいな笑顔だった
明日はあたしがしようかな
なんて思ったり……

