Lost voice Ⅱ‐キミ ノ オト‐






…って、私はなんで励ましてるんだ。




暁くんに、この人には関わるなと言われたのに。





「え、えと、じゃあ私はこれで…」




「えー、待ってよもうちょっと話そーよー。」




立ち上がろうとした私の肩を軽く押さえ、再び椅子に座らせる。





「え、えと。あの…」





困る私に、まあまあと笑う龍さん。





関わるなと言われているのに、この事が暁くんに知れたら……。





…うん、怖い。





「わ、わたし暁さん呼んでくるよ~…」




私の困った様子にすかさず優輝が立ち上がる。





「あー、アキなら今来れないよ。さっき捕まってるの見たからね」





えっ、ええええええ!?





ウィンクでもして、楽しそうに語尾をあげて言う龍さん。




この人、わかっててこのタイミングで絡みに来たのね…




「とっ、とにかく、仲直りするなら私じゃなくて暁くんたちと直接してください…」





「えー。またそんな冷たいこと言わないでよー」




だ、だめだこの人、話が通じてない…