中学三年生 秋 「ねぇ、霧原さん」 ある日同じクラスの大人しめな女の子に話しかけられた。 『なあに?』 「その…あんまりこんなこと言いたくないけど、高野棗とは関わらない方がいいよ」 『…どうして?』 「私、見ちゃったんだ」