『翔吾も…そう?』
翔吾は不思議そうな顔をしている
あたしはその顔を見れなくて下を向いて目をギュッとつむった
迷惑って言われたらどうしたらいい…?
怖い…なにか言ってよぉ~
『そりゃぁ~嬉しくて泣いちゃうかもなぁ』
顔を上げるとニッて歯を出して笑っている翔吾がいた
『俺なんかに真剣な気持ち伝えてくれたら嬉しいだろ!』
『ふ…やっぱり翔吾は翔吾だね』
『?そりゃ俺は俺だけど?』
翔吾は笑ってるあたしを見て訳がわからない顔をしている
期待しちゃうよ?
あたしの真剣な気持ち伝えてもいいよね?
後悔なんてドンとこいだ!
あたしの気持ちを知ってくれるならそれでいい
それだけで十分だよね?
『明日…放課後屋上で待ってるから!』
あたしはそう言い残してその場から去った
明日…明日気持ちを伝えよう!

