もう一度

「ぼーっとしてる夕海が悪いのよ」
「えっ。何気取ってんの。」
ふんっと女王様気取りの那月


「いこうか、三人で」
「そうだね」

勇が言ったのがきっかけで三人はぞろぞろ教室に向かった


教室に入ると違うクラスの女の子に
「草木さんって…………いる?」
と言われてその人のところに行った


誰?私この人みたこともないんだけど

「あっ。ごめんね、ちょっといい?」

彼女は私にそう優しく微笑んで歩き出した
ついたのは中庭だった


「あの『あのさっ』

いきなり女の子のめが怖くなる
私が何って言おうとしたら遮られるし

「あんたなに?」
「えっ……?」
「だから、勇くんの彼女!?って聞いてんの!」


えっ。なにそれと思いながらわたしはコクリと頷く

すると彼女は血相をかえてこう言った