亜美は、なんでもすぐに決めて、さばさばしているところがかっこいい。



私と一緒にいなかったらなにしてるんだろってくらい、さばさばしてるし、強い。


だからか知らないけど、たまに亜美のことをレディースに入ってるんでしょ?


なんて噂もたったりしてて。



私みたいな優柔不断で虫けらみたいに弱そうな
人が一緒にいてていいものなのか、昔はよく悩んだ。



今となっては、そんなことだけで悩んでたのかー…って笑えてくる話だけど、当時の私はよほどのバカだったとおもう。


亜美だって、悩んでるときもあるし。



何より、亜美といるときが一番落ち着くから、一緒に居るんだと思う。



多分、それは亜美も一緒で。





だから、私がどんなに優柔不断で、バカでも隣に居ててくれてる。



…優しいよね






「…はる、顔きもい」



我に返った途端、優しい優しい幼なじみの呆れた顔が、そこにはあった。



「きっ、きもいのはもとから!!」


「そこは認めるんだ?笑」


…ぐっ。そうだし。可愛くないし。



元からきもいからしょうがない!



「もちろんっ」



やけに力強く声にでた。



自分で自分すきっ!可愛い!いい顔してる!!



って思うよりも100%ましな性格してる。←