「ねえ~早く行こうよ?」

そう言ったのは和揮と一緒にいた女の子だった。

その子は和揮の腕に自分の腕をからませていた。

『和輝に触らないで!』

 なんて言えないのはキミの表情が怖かったから。

「もう行くからね。」

そう言って和揮は速足で行った。



少しして振り返った女の子は勝ち誇ったかのように笑みを浮かべた



「何あれ!最低!ムカつく~!」

「雪奈・・良いって!」

 「だって。夢姫の気持ち考えないでさ!宮野くんだって」

「五年も想われてるし、七年も前だ・・・覚えてない方が・・っ正しいんだよ」

「夢揮・・・宮野くんのこと諦めたら?」

 「・・・無理だよ・・・」

 「でもさ!」
 
 「何でかな・・・」

 「え?」

 


  「なんで私は和揮に恋したんだろ・・・」
 
  

  私は初めて恋が苦しいことを知りました。

 
   キミに恋心を抱き苦しくて・・・・


  『叶わない』って思っても好きで好きで、
 
  友達に何言われても諦められなくて、
 
  『もしキミの隣の子が私なら』なんて思った。

  でも私はキミだけを好きななりました。

     いつかきっと叶うって信じてる。