俺とバスケと幼馴染

校門をくぐろうとした時にその和奏がくるりと振り返ると

「3年間、お世話になりました!」

そう夕陽に照らされた校舎に深々と頭を下げた。

校舎と同じく夕陽に照らされた横顔がどこか大人びて見えて少しドキリとしてしまう。

「ごめんね、行こうー」

「あ、おう」

それを悟られない様に、自然と視線を外してしまう。

和奏相手に何やってたんだ自分はと、すぐにそんな自分に内心で苦笑いする。

「ね、春からまたよろしくね。朝置いて行っちゃやだよ?」

「和奏が寝坊したら容赦なく置いてくから」

「わ、ひっどーい」

「はははっ」

それからは、色々下らない話をしながら前は毎日歩いた道をゆっくり歩いて帰った。

正直、こうやって昔の通学路を歩くとはないと思ってなかったから、懐かしくもあって楽しかった。