俺とバスケと幼馴染

「彰君の学校に合格するんだって頑張って、合格して初めて気付いたんだ。仲良かった皆と離れちゃうんだって」

笑いながら話してたけど、話している内にその瞳からは涙がこぼれる。

「あれ・・・・・・。彰君の前では泣かないって、クラスで一杯泣いてきたのに・・・・・・」

「泣けるって事はそれだけ思い出があるって事だろ?」

「・・・・・・うん」

和奏が校舎を見上げるのに釣られて俺も見上げる。

「それに、別に一生の別れって訳じゃないし、合格発表の時に一緒にいた子は春からも一緒だろ?」

「うん・・・・・・」

「なら大丈夫だって」

俺は新しいステージ、レベルの高いチームに加われる事への期待の方が大きかったけど、和奏はやっぱり仲良かった子たちと離れるのは心細いんだろうな。