俺とバスケと幼馴染

「お待たせ」

傾いた日の中で、記念樹に背を預けてる小柄な影にそう声をかけると

「あ、彰君!」

その影、和奏がはにかみながら顔を向けてきた。

「ここ、懐かしいな」

その和奏の隣に並んで、2年前まではお馴染みだった記念樹を見上げる。

「ホントだねー」

そう言う和奏はどこか少し寂しそうに笑った。

その顔をじっと見ると、目が少し腫れていた。

「わ、み、見ちゃダメ!」

俺の視線に気付いたのか、和奏はばっと顔を手で覆った。