俺とバスケと幼馴染

俺が卒業した時は

『彰君卒業しちゃやだぁ。まだ一緒の学校に行くのー』

って大泣きされたっけな。

その和奏が今度は同じ中学を卒業するってのがまだ実感としてないんだよなぁ。

言ったら絶対怒るけど、やっぱり子供っぽいし。

「あの、ね。最後に、思い出にね。前一緒に通った通学路、一緒に歩いて帰ってきたいなって」

そんな和奏が顔を真っ赤にしてそんな事を言う。

「ダメ、かなぁ?部活あって遅くなっても、私待ってるから」

ご都合主義とはこの事かと、今思う。

丁度その辺りは体育館が使えなくて部活もできない時に当たっていたはず。