病院についてすぐにお父さんのところにかけ着けた。
お父さんはベッドの上で横になっていた。
『お父さん…っ!』
『ご家族の方ですか?』
医者に険しい顔つきで聞かれた。
『先生っ、お父さんは大丈夫なんですか?大丈夫なんですよね?』
『……大変、危険な状態です。』
そんな………
お父さんは私のたった一人の家族。
今までお母さんがいない分、愛情も沢山そそいでくれた。
必死に働いて不自由のない生活をさせてくれた。
『先生、お願いします。お父さんを助けてください!』
私は泣きながら先生にすがった。
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