ホッとしたのもつかの間。 『それにしても、皇子とどういう関係だったのよ!』 このみが怒ってる… 『えぇーと、ちょっとした偶然で知り合ったの。』 道に迷った時にたまたま出会ったからね… 『あかり、そのネックレスもらうってどういう意味かわかってるの?』 『え?』 『…やっぱり知らないで持ってたのね。』 このみはため息をついてから 『どうするのよ。蓮二。』 このみの問いかけに対して蓮二くんは険しい顔つきで答えた。 『…俺が決めることじゃないだろ。あかりが決めることだ。』