『宮瀬様が友達ですって?笑わせないで頂戴。』 お嬢様Aがあざ笑いながら言った。 『もうやめましょ。本物だったら…』 怖気付いたお嬢様B。 周りには大勢の生徒がいて、私達を見ている。 事が大きくなっちゃったみたい…。 にしてもこのネックレスはそんなにすごいものなんだ。 『そのネックレスかしなさい。』 お嬢様Aがネックレスを手元から取ろうとした瞬間だった。 『ごめんね。そのネックレス俺がこの子にプレゼントしたやつだから返してくれる?』 陸がお嬢様Aの手を掴み穏やかな声で言った。