『あかり…ありがとう。』 『ううん。いいよ!さぁ、食べよう!』 よかった。 陸、喜んでくれてる。 『あかりのお弁当、美味しいじゃん!優しい味がする。』 『本当に?よかった〜。』 これで蓮二くんに自信持って明日渡せる! 『あかり、お弁当のお礼、受け取ってくれる?』 そう言って陸はネックレスを渡してきた。 『高そう!たかがお弁当でこんな高価そうなものもらえないよ。』 『これ、安物だから大丈夫。受け取って?』 うっ…… 陸にそんな目で見つめられると断れないよ。