パシッ!

「----っ!!!!??」
私の腕が露威に捕まれてた

「あっ、…」
自分でしたことにビックリした様子の露威。
「…ご、ごめん」
と言って手がゆっくり離れた

「露威は悪くないよ、ほんとごめんっ」
自分が子供みたいに泣いてる顔を露威に見せたくなくて振り返らずに私は帰ったんだ…




--帰宅--

今日は仕事で両親がいない、気が楽になって助かったよ…

なんで何にも無いのに引き留めたりして、、もぉわからんな〜
ってゆーか、
「ハァー…………」
露威、彼女いたんだよね、ショックだ……
やっぱだれかに聞いてほしくて袮尋に電話をかける
機械音がしたあとに聞き慣れた女の子の声

『聖蘿? どーしたん?急に』
「袮尋、急にごめんね、ちょっと聞いてほしい事があって」
『ぅん、なに?』
「露威が 転校してきたでしょ?」
『あ〜見たよ!相変わらず女子に囲まれてたね』
やっぱあんだけ囲まれてりゃ分かるわよね〜
「そう、なんだけど、、今日ちょっと露威と話してさあ」
『ほぅほぅ…』
「彼女が、いるって言われた」


数秒の沈黙……


『…………はあああああああああ!!!!!????』

うわっうるさっ!! あんまり大声出すから携帯耳から離しちゃったよ!