--聖蘿side--

露威と再会した放課後、約束通り私は屋上に行って露威から中学にあった話をあれやこれや聞きました
「…にしてもお前、顔変わってねぇよなぁ」
いきなりの無礼な言葉にただただ口をあんぐりさせていると
「うそうそ、ところでお前彼氏いんの?」
「ぇっ?」
これまたびっくり!!
「いないよ? こんな顔面偏差値じゃね」
苦笑いしながら言ってる自分が惨めになるよ…
「そっちこそどーなのよ」
「え、俺? ……それは… まぁ、いるけど。」

「ぇっ、あ!……ま、まあ露威ならいるよね〜」

ショック。 私はいないって言われることしか考えてなかったから、露威の言葉が鉛のようにのしかかってきたようだった。
露威は私のものじゃ無いのに、露威と会わないうちに私、今まで以上に自意識過剰になってたみたい、ほんとに哀れだなあ

「「……………」」

すごい沈黙、、
「…なんで黙ってんのよ〜」

「だ、だって、、お前、なんで泣いて……」
「ぇっ?」
そっと顔に手を当てると、確かに涙が流れていた。
もうこの場にいたくなくなって
「ごめん、露威 せっかくだけど私今日は帰るね」
そう言い残して逃げようとしたら