隠れ束縛男子と鈍感女子。

裕斗side

誰かいる、それは分かった。

でもとっさに、「みかじゃないか」そう思った。



ここにいる女、俺は、この女に脅された。

『私と付き合ってくれないと、みかちゃんに何するかわからないよ?』って。


クソーやっと、みかに触れるようになったのに・・・

でも、みか が、大切だから。


『もう、かえろっかぁ~』


そう言って、女は教室を出た。

『あれぇ~?みかちゃんじゃ~ん!』


え・・・?みか?