決意したはいいけど…

どうすれば?

「う~わかんなぃぃー!」

あ!そうだ、裕斗にわかってもらわなきゃ。


私は、裕斗に、『放課後に屋上に来て』と、言っておいた。


――放課後――

計画を立てた紙を見て暗記する。

「えっとー・・・ここは、こうで。ここは・・・」

そんな事を言っているうちに、裕斗は来た。

「なに?何か用?」

「分かったよ、冷めてるように見せてる裕斗の過去。」

台本どうりに読む。

心がこもってない感じが、自分でも分かった。

「え…?」

「わ・・・わたしは、えーっと、、、」

ええい!と思い、台本は忘れて、自分の気持ちをぶつける。

「私は、裕斗に甘えてほしいの!!そんなに冷めてるんだったら、
  他の男子と付き合った方がマシ!裕斗の前にいるのは、

  裕斗の『お母さん』でもないし、『元カノ』でもないの!!私なの!」