電車を乗り継ぎ(通勤ラッシュの時間ではなかったためか、かなり空いていた)ついた場所は、そこそこ大きい遊園地で、そこそこ有名な遊園地。
さすが休日ということで、家族連れとカップルが多い多い。
…オレとハルって、周りから見たらどういうつながりに見えるんだろう。
そう考えてしまったのはきっと、ハルが美少年にしか見えないからだ。
カップルだとしたら、BLか?BLなのか?
それとも、ハルを女と認識しているのか?
いや、男友達だろうな…。
「さっきから、どうしたんだよ。燈」
考え事をして黙りこくったオレを、不思議そうな、心配そうな顔で見てくる。
「いや…なんでも」
考えていたことをそのまま言うわけにはいかない。
「…ボクと一緒にくるのは、嫌だった?美波に聞いたんだけど、燈って優ちゃんのことが好きなんだってね」
どこでその情報を…⁈
と思ったが、ハルはちゃんと情報源も言っていた。
美波、と。
余計なことを…次学校であったらとっちめてやる。
そう、怒りに燃えたのも一瞬で、オレの脳内を占領したのは、ハルの悲しそうな顔。
なんでこんなにも、ハルが気になる?
別に、オレが好きなのは…優明の筈で、ハルなんて気にする必要は…ないはずなんだ。
「今は…あんまりそんなことない」
ん?オレ、今なんて言った⁈なんて言ったんだ自分‼
「どういうこと?」
日本語として、今はあんまりそんなことないって、アリか?アリなのか?

