俺の幼馴染が鈍感過ぎる


いやいやいや、待てよ。

待て待て…。


もう一度よく見るが。やっぱり女の制服。


「なぁ、美波…」

呆然としながら、幼馴染に問いかける。

「あぁ⁈何だよ」

うわっ、すっげえ不機嫌‼

しかし、これを確かめないわけにはいかない。


「取り敢えず、嫉妬とかそこら辺のゴミ箱に捨てて、よーく見てくれ。あれ…女子じゃねえの?」


「誰が俺の嫉妬はゴミ屑だなんて言いやがった」


いや、誰も言ってませんけど。

不機嫌さ丸出しで、しかしちゃんと見てくれたようだ。

不機嫌だった顔は不可解な顔になり、やがて…理解不能な顔になる。


「☆▽◎□⁈」

はい、何言ってるか全然分かりませんね。


「ちゃんと喋れ」


頭を軽く叩くと、ようやく少し落ち着いたのか、ちゃんとした日本語を喋ってくれる。


「あいつ、女だったのか‼」


心底安心した顔で。