俺の鈍感彼女。

あと2日で、太雅くんが学校に来る。

そしたら私を助けてくれるかも。

そう思って、頑張った。

朱音は今、肺炎になって、入院しているらしい。

[授業のノート写させて!]

ってメールが来た。

だから、いじめがひどくなってきても、「あと2日!」そう言い聞かせて頑張った。

この2日間、上履きの中に画びょうを入れられたり、トイレに入ってたら上から水かけられたり、目の前で思い切り悪口言われたり……。

それに耐えながら、孤独な2日間は終わった……。


今日はいよいよ、太雅くんの謹慎が終わる日。

私は嬉しくて、朝1番に教室に着いた。

教室のドアが開く。

誰か来たのかな?

見てみると、あおくんだった。

「……なーんだ」

思わずそう言ってしまった。

私は、暇をつぶすために、黒板をきれいにしようと思って黒板を消し始めた。

「お前、今、いじめられてるだろ」

私は手を止めた。

「うん。あおくんのせいだよ」

するとあおくんが、私を黒板に押し付けた。

そしていきなり、私の唇とあおくんの唇が重なった。

私は何が起きたのか理解できなくて、そのキスを受け入れていた。

でも、我に返って、あおくんを押し返して、

「最低っ!!」

そう言い残して教室を出た。

最低って言ったのは、あおくんにじゃなくて、自分にいったようなものだ。

教室のドアを開けると、

そこには……

太雅くんが立っていた。