俺の鈍感彼女。

次の日から、あおくんと一緒に登校することになった。

でも、初日だけ!!

「私の隣歩かないでね! 必ず半径5メートル後ろに居てね!」

「彼氏に見られちゃまずい感じ?」

「あたりまえでしょー」

「フッ。お前の彼氏がどんな奴か知らんけど」

そう言って私の隣に堂々と来た。

「あおくん!もうホントにやめてってば!もう着くよ」

私が小声で訴えた。

「梨里!」

この声は……

「太雅くん!おは……」

「コイツ誰?」

げっ。

太雅くんの声聞いたら、あおくんのことなんてすっかり忘れちゃってた。

「梨里と同居してます」

あおくん!!!!そんな言い方しないでよ!

「あ?」

「えと、違うの!」

「何だよ」

怖い……太雅くんが怖いよ……。

「あの、居候っていうか、幼馴染っていうか……」

どうして!?上手く説明できない……。

「あっそ。お前そんな女だったんだな」

「そうじゃなぃょ」

声が出なくなってきた。

「じゃ、お幸せに」

そう言い残して、太雅くんは去ってしまった。

何で?どうして?

信じてよ。

涙があふれてきた。

「ハハハハハ」

あおくんは隣でお腹を抱えて笑っている。

「あおくんの馬鹿!!」

私は家に折り返した。

「梨里ー、俺道分かんねーんだけどー」

そんな声が後ろから聞こえたけど、もう知らないから!!!!