俺の鈍感彼女。

私は、ベッドの上に寝転んで、天井を見つめた。

「ねぇ」

「ちょっと!!」

あおくんがいきなり私の部屋に入ってきた。

「次からは……ノックしてね……」

「わからないことがあって」

「何?」

「お前、彼氏いるの?」

「えっ!?」

今のえっ!?の意味は2つ。

1つ目、そんなこと聞く必要ある!?

2つ目、あおくん、キャラ変しすぎじゃない!?さっきの爽やかボーイはどこに行っちゃったの!?

「おい、聞いてんだけど。おばさんには言わねぇから」

「あおくん……?」

どうしちゃったの?

「もしかして、さっきの俺と今の俺との違いに戸惑ってる?」

「そりゃ……そうだよ」

「悪ぃけど、こっちが俺の本性。ハハハ、ほんと梨里の素直さっていうの、鈍さっていうの?全然変わってねー!!」

そう言いながら笑っている。

酷い……。

「答えろよ」

「い、います……」

「へえええ。いるんだー、あの梨里が」

「あんまり馬鹿にしないでよ」

私は、涙が出そうになり、うつむいてしまった。

こんな人と3ヶ月も一緒に住むなんて嫌!!!!

「してねーよ」

そう言って、うつむいている私のアゴをクッと上げ、

「ライバルいると、燃えるし。それに何より、面白いし」

という言葉を残して部屋を出て行った。

どういう意味??

あおくんって、不思議な人。

ていうか、俺様!?ドS!?