*太雅Side*

「悪かった」

ここは俺の家。

あの後は、2人して学校を飛び出した。

俺が、俺んち来い。って梨里を誘った。

俺は、自分の部屋に梨里を入れるなり、謝った。

「どうして、謝るの?」

梨里が首をかしげて聞いてくる。

「最近、俺、梨里に不安な思いさせてたと思う。それにこんなことまで起きて……。ホントごめん」

「……ううん。確かに不安な思いしたし、今日もすっごく怖かったけど、私だって太雅くんに不安な思いさせてたと思う。私も、ごめんなさい」

そう言って、ペコッと頭を下げた。

「それから……」

梨里が切り出した。

「ん?」

俺が聞き返す。

2人してベッドによっかかりながら床に座ってるんだけど、梨里が近付いてきた。

ドキドキすんじゃねーかよ///

「それからね。ホントに太雅くんが私のこと大事にしてくれてるって気づいたよ」

言った後、俺に……

触れるか触れないか分からないくらいの優しいキスをしてきた。

ん……?

梨里から、キ、キ、キスしてきた!!!!!!

それになんだその顔は!!!!めちゃめちゃ顔赤くしてるけど、超可愛いだけだぞ!!!???

俺の興奮度MAX!!!!!!!!!