俺の鈍感彼女。

*梨里Side*

私、最近太雅くんに嫌われてるのかな……?

そういう不安しか頭によぎらない。

つい最近まであんなに幸せだったのに。

「はぁ……」

この頃は、そんなことばっかり考えてる。

「もうっ!」

小さい声で言いながらシャーペンで机にコツンと叩いた。

同時に授業の終わりのチャイムが鳴った。

お昼か……。とりあえずパンでも買ってこよう。

少しうつむき加減で廊下を歩いて、食堂に向かう。

理科室の前を通った時。

「えっっ!?!?」

理科室から手が伸びて来て、その中に連れ込まれた。

その瞬間、メガネをかけたオタク系の男子に壁に押し付けられていた。