*太雅Side*

俺たちは、カップルになってから、約2カ月が経とうとしていた。

でも、たまに帰るくらいで、あまりカップルらしいことができていない気がするのは俺だけか……?

しかも俺、どうしたんだよ。

前だったら、もっと、手早かったじゃねぇか……。

でも、梨里だと、大事にしたくて、簡単に手放したくなくて、なかなか自分からいけない。

はぁ……。

梨里は、ホントに付き合ってんの?って思ってるだろうな。。。

俺は、最近こんなことで悩んでいる。

「たーいがくん! どうした?最近いつもと違いますよ~?」

竜星が、俺の聞いてほしくないようなことを聞いてきた。

「なんでもねぇよ」

俺は答えた。

「うっそだ~」

まぁ、嘘だけど。

「そんな感じだったら、愛しの梨里ちゃんに捨てられちまうぞ!!」

時は過ぎ、今は、まだ残暑が厳しい9月中旬に差し掛かっていた。

「うっせ」

とは言ったものの……。

俺も薄々そう感じてるよ。梨里に捨てられるって……。

夏休みも、ろくに遊ばず、メールばっかり。

俺が女々しすぎるんだな。。。

今までこんなんじゃなかったのに!