俺の鈍感彼女。

いよいよ。

梨里とデートする日曜日。

初夏らしい、ちょっと蒸し暑い気候だけど、晴れてくれたからNo problem!

俺は、待ち合わせ場所の駅前で待っている。

「お待たせいたしました!」

可愛らしいその声と同時に、俺の目の前に現れた。

「梨里……さん、おはよう」

「おはよ! あのさ……いい加減、"さん"付けやめてよ」

はにかんで言う梨里。

超可愛い。

まず、初めて見る私服。

妖精みたいな、ひざ上の白いワンピースに、デニムのカーディガンを羽織り、白にスパンコールの付いたウェッジソールを履いている。

しかも、細すぎず、かといって太くない、梨里の足が露わになっている。

可愛すぎんだろ~~!!

「梨里、行くか」

「うん!!」

出たよ、梨里スマイル。

その笑顔で俺のテンションMAXさ!