焦がれて








教室に戻ると授業は始まっていて、後ろのドアからボーっと上の空の陸人を見つめてみる




すると、テレパシーか不意にこちらを向いた陸人と目が合う


手招きをすると顔を顰めたものの素直に廊下に出てきた陸人





「なんだよ」


不機嫌丸出しな陸人は、俺が笑のところに行ったことにすら気づいていないらしい




「俺、フラれてきた」


「…は?」



キョトンとした次の瞬間


「チッ!」


胸倉に掴みかかってくる陸人




「おいっバカやろ!場所変えんぞ!!」




危険を感じた俺は今にも殴りかかりそうなバカ野郎の手を振りほどきすぐさまその場を離れた