焦がれて




とりあえず、おぼつかない足取りで自分の部屋に移動をする



部屋に入った瞬間、また心臓は加速を始める



頭の中は教室での出来事でいっぱい



「どうしよ、」



膨れ上がっていた自分の想いを、怖いと思った


知らない、私は、こんなにも田嶋くんのことをすきだったなんて知らない



好きだとは思ってた


だけど、こんなにも重くて、こんなにも深くなっていたなんて、あたしは知らない


甘くて、少し酸っぱいような片想い


どこにでもある、何度だって繰り返せる、そんな高校生の恋をしていたつもりだった


みんな、こんな、苦しくて重たくて、その人以外を見れないの?



これは、喋ったこともない相手に、向けていいような感情なの?